だいだんがWISC検査-IV知能検査を受けた結果

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だいだんの成長記録

これはだいだんの成長記録としてまとめたものです。

病院で受けたWISC検査の結果は平均より下でした。

だいだんは、生後28週、482gで生まれ、たくさんの病気と闘ってきました。5才になった現在、克服したものもあれば、まだ治療中のものもあります。

普段のだいだんは、幼稚園に行ったり、お友達と遊んだりといわゆる普通の生活をしています。しかし、言葉や理解力、表現力が同い年のお友達と比べると遅れています。

今回は、就学前に受けておこうとなりWISC検査を受けました。先日、病院で受けたWISC検査の結果を聞きに行き成長記録としてまとめてみました。

WISC検査ってどんな検査?

先生によると、WISC検査は「言語理解」「知覚推理」 「ワーキングメモリー」 「処理速度」の4つの項目とIQを数値化する知能検査と話してくれました。

言語理解・・・言葉を中心とした検査で、物の名前や言葉の理解などの検査

知覚推理・・・目でみたものの理解を中心とした検査で手を動かして答える検査

ワーキングメモリー・・・複数の情報を同時に処理したり、順序立てて処理したりする能力を測定する検査

処理速度・・・どれくらい物事を処理できるかを測定する検査

得意分野と苦手分野が分かり、その子にあったサポートを知ることができる検査とのことでした。また、発達障害かどうかを見るための検査ではないとも言っていました。

検査内容はというと、項目ごとに分かれていますが、絵を覚えて正しい順番に並べたり、いくつかの数字を覚えて答えたり、指示通りに積み木を並べたり、と言った検査になります。

検査の様子

検査報告書の内容からまとめています。

待合室で検査者が声をかけ、一人で検査室に入室できるかを確認するとうなづき、一人で入室していきました。入室後すぐに「何やるの?」と自分から質問しており、検査はスムーズに行えたとのことでした。

検査時間は、休憩を挟まずに約60分行いました。

言語理解の下位検査

「類似」・・・2つの言葉の共通点を答える問題では、問題の趣旨が理解できず、「〇〇(問題に出てくる言葉)と似ている」と答えることが多くあり、1問だけ部分回答ができました。

「単語」・・・その言葉が何を示すかはわかっているものの、本質的な説明が難しく、あいまいな説明や部分的な説明になってしまうことがありました。

「理解」・・・「なぜ?」という質問に対して理由を説明することは難しく、問題文に出てきた単語から連想した内容を回答していました。「どうするか?」という行動を問う問題には正解できたものもありました。

「語の推理」・・・答えようとする意志はありましたが、ヒントから答えを推理することが難しく全問不正解でした。

知覚推理の下位検査

「積木模様」・・・一番最初の検査項目であったこともあり、取り組みながら「これ何?」「ここ?」など検査者に質問していました。斜めの線が入る模様になるとミスが見られました。

「絵の概念」・・・練習問題でも間違えていましたが、1問だけ正解できました。

「行列推理」・・・練習問題でも間違えていました。やり方の見本を見せても正解できませんでした。

「絵の完成」・・・足りない箇所は「ない」と答え間違えることがありました。

作動記憶の下位検査

「数唱」・・・順唱では最大3桁まで答えれましたが、逆唱では、2桁の問題も間違えました。

「語音整列」・・・数唱と同様で 3桁まで答えれましたが、逆唱では、2桁の問題も間違えました。

「算数」・・・10まで数えることはできました。しかし、イラストの補助がある引き算は間違えていました。

処理速度の下位検査

「符号」・・・2分間、集中して黙々と作業を行っていました。1問ミスが見られましたが、すぐに自分で気づき、間違えたことを検査者に伝えることができました。

「記号探し」・・・練習問題だけでは、やり方を理解りておらず、問題が始まってから再度説明する必要がありました。やり方が理解できるとミスなく答えることができました。

「絵の抹消」・・・問題用紙のどの部分から取り組むかの戦略が立てられませんでした。

検査結果

だいだんの検査結果は以下の通りでした。

 得点 記述分類
全検査IQ 71非常に低い ~低い(境界域)
言語理解 74低い(境界域) ~ 平均の下
知覚推理 66非常に低い ~ 低い(境界線)
ワーキングメモリー 85平均の下 ~ 平均
処理速度 88平均の下 ~ 平均

ちなみに平均範囲は90~109です。

結果によるだいだんの特徴

・物事は知ってるけど1歩踏み込んだその概念までとなると理解できていない。

・物事をやることはできるが、ルールを理解するまでに時間がかかる。わかってしまえば、正確にスピーディーに物事を進めることができる。ルールを分からせるためにも工夫が必要で、一緒にやったり、絵や言葉で説明することが必要。

・物事を覚えておくことはできるが、もう一つ違う作業(覚えたものの順番を逆から言う)などの複数の作業が入ると混乱してしまう傾向がある。

まとめ

WISC検査を受けてだいだんの得意、不得意分野がわかりました。結果は平均より低い結果でしたが、先生も言っていたように、物事のルールや理解することが苦手なだけで、理解さえできれば、やることができるので説明をする時は、短く、簡潔に繰り返し伝えていくようにしていきたいと思います。

今は、平均より低い結果ですが、最終的な目標としては、だいだんが大人になって自立できることです。成長過程で同い年のお友達と同じことができるとは限らないですが、その時、その時にあったサーポートを受けていき最終的に同い年のお友達と同じように生活ができれはなと思っています。

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